「歩行器を使ってみようかな…」と迷っている方、多いのではないでしょうか?
しかし、ネットで検索すると「歩行器 よくない」といった情報が目に付き、判断が難しいですよね。
この記事では、現役保育士として8年間の経験をもとに、歩行器のメリットやデメリット、使用する際の注意点を詳しくお伝えします。
赤ちゃんの発達を考慮しつつ、正しい選択をするための参考にしてください!
1. 歩行器の目的は発達サポートではなく「親の時間確保」
歩行器には「赤ちゃんの発達を促す効果はない」と考えてください。
むしろ、赤ちゃんの体が発達しきる前に無理な動きを強いることで、正しい歩行が身につかないリスクがあります。
歩行器の本来の役割
歩行器の目的は、親が家事や休憩などをする時間を確保することです。
「ちょっとの間、赤ちゃんを安全な場所で遊ばせたい」というときに役立つ道具と考えるのがよいでしょう。
2. 歩行器の対象年齢は柔軟に判断すべき
多くの歩行器は「対象年齢:7~8ヶ月」とされていますが、これはあくまで目安。
赤ちゃんが自分で安定してお座りできることが最低条件です。
保育士の視点から見る適齢期
- 11ヶ月頃の、つかまり立ちが安定している時期が理想。
- 無理に早い時期から使うと、発達への影響が心配されます。
3. 赤ちゃんが歩行器を使うメリット
歩行器には以下のようなメリットがあります。
- 親の時間を確保できる
→ 家事やリラックスする時間を作ることができます。 - 赤ちゃんの機嫌がよくなる
→ 目線が高くなることで視界が広がり、興味や意欲を刺激します。 - 一時的な安全確保
→ 例えば、床にガラスが落ちてしまったときなど、一時的に赤ちゃんを安全な場所に確保できます。
4. 赤ちゃんが歩行器を使うデメリット
一方で、デメリットも見逃せません。
- 発達に悪影響を与える可能性
→ 無理に姿勢を取らせることで、体の緊張や間違った歩き方の癖がつく場合があります。 - 事故のリスク
→ 転倒や階段からの転落など、使用時に細心の注意が必要です。
5. 歩行器を使うときの注意点
歩行器を安全に使うためには以下のポイントを守りましょう。
- 使用時間を短くする
→ 1回20分、1日合計1~2時間以内に。 - 高さを調整する
→ 赤ちゃんのかかとが床にしっかりつく高さがベスト。 - 使用場所は平らで広い場所に限定する
→ 段差や散らかった床は転倒の原因になります。
6. 歩行器を選ぶ際に見るべきポイント
歩行器を選ぶ際は以下をチェックしましょう。
- 転倒防止機能があるか
- 高さ調整ができるか
- 部屋の広さに合ったサイズか
- 購入かレンタルかを検討
★おすすめ画像:
- 転倒防止機能や高さ調整機能を説明する図解
- 購入とレンタルの費用比較表
7. まとめ
歩行器は、赤ちゃんの発達をサポートするものではなく、大人の手助けアイテムです。
メリットとデメリットをよく理解し、赤ちゃんの成長を妨げないよう注意して使いましょう。
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