赤ちゃんがおしゃぶりをくわえる姿は、なんとも愛らしいものですが、いつからおしゃぶりを使って良いのかは多くの親が迷うところです。本記事では、「保育士監修」のもと、赤ちゃんのおしゃぶりについて詳しく解説していきます。
赤ちゃんのおしゃぶりに関する疑問や不安を解消するために、おしゃぶりの使い方や選び方、注意点について詳細にご紹介します。また、赤ちゃんのおしゃぶりのメリットとデメリットについても取り上げ、おしゃぶりの適切な使用方法をご紹介します。正しいおしゃぶりの使い方を理解しましょう。
赤ちゃんのおしゃぶりはいつから使えるの?
市販のおしゃぶりのパッケージを見ると、0ヶ月~と書かれている物も多いですよね。口に物を当てたら吸い付く「きゅうてつ反射」が出てきたら、使えると言えば使えるのですが、注意点があります。
新生児期後(生後1ヶ月)からが望ましい
赤ちゃんのおしゃぶりは、基本的には生後1ヶ月くらいから使っても大丈夫です。赤ちゃんはおしゃぶりを使うことで、安心感や口腔の発達を促す効果があります。
ただし、生後1ヶ月未満の赤ちゃんは、母乳やミルクを吸うだけで精一杯。それ以上におしゃぶりをすわせてしますと、疲れてしま大切な大切な母乳やミルクの飲みが悪くなる可能性があります。様子を見ながら使用しましょう。
おしゃぶりを使う必要性はない
赤ちゃんのおしゃぶりはあくまで一つの選択肢であり、必ずしも使う必要はありません。赤ちゃんが吸いたいときにおしゃぶりを与えることで泣き止むこともありますが、おしゃぶりを使わない方法でも赤ちゃんを落ち着かせることは可能です。吸う力は、母乳やミルクで十分に育ちます。
おしゃぶりを使うタイミング
おしゃぶりを使うタイミングは、赤ちゃんの吸いたいタイミングや、気持ちが不安定な時に与えることが一般的です。そうすることで、パパやママのストレスも減らすことにつながります。ただし、母乳やミルクの授乳時におしゃぶりを使うことは避けるべきです。おしゃぶりを使うことで、赤ちゃんの食欲が減退する可能性もありますので注意が必要です。
赤ちゃんのおしゃぶりの選び方と使い方
おしゃぶりの選び方
おしゃぶりを選ぶ際には、月齢にあったものを購入しましょう。また、素材によって可能な消毒方法も異なります。哺乳瓶と一緒に消毒できるよう、確認しておきましょう。
歯並びや鼻呼吸の影響を考えて作られた製品もあります。ISO規格を満たしているおしゃぶりを選ぶことも安全性につながります。
おしゃぶりの使い方
おしゃぶりを使う際には、清潔な状態を保つことが重要です。使用前には必ず消毒してから使用しましょう。また、おしゃぶりをくわえさせる際には、赤ちゃんの姿勢に気を付けてください。特に寝かせておしゃぶりを使わせる場合には、窒息の危険性があるため注意が必要です。
赤ちゃんのおしゃぶりを使うときに注意すべきこと
窒息の危険性に注意
赤ちゃんのおしゃぶりを使う際には、窒息の危険性に常に気を付ける必要があります。特に、鼻が詰まっているときは要注意。おしゃぶりをすると、呼吸が苦しくなってしまいます。
消毒を徹底する
おしゃぶりは赤ちゃんの口に入るものですので、清潔さを保つためには定期的な消毒が必要です。おしゃぶりを使う前後には必ず丁寧に消毒することを心掛けましょう。
適切な期間を守る
おしゃぶりは長期間使用することで歯並びに悪影響を与える可能性があります。歯並びの正常な発育のためには、幼児期を過ぎたらおしゃぶりをやめることを検討しましょう。また、長時間の連続使用や常時使用は避け、適切な時間に使用することも重要です。
赤ちゃんのおしゃぶりのメリットとデメリット
メリット
赤ちゃんのおしゃぶりには、様々なメリットがあります。おしゃぶりを使うことで赤ちゃんの安心感や落ち着きを与えることができます。眠いけど眠れずに泣く赤ちゃんに使うと、すっと眠れるようになったり、公共の静かにしててほしい場で泣かずに済んだりと、そんなメリットがあります。
デメリット
一方で、おしゃぶりにはいくつかのデメリットも存在します。使用期間や使用頻度によっては歯並びの乱れや噛み合わせの問題が生じる可能性があります。また、おしゃぶりを使うことで赤ちゃんの授乳量が減少する可能性もあります。
子どもが喃語や言葉を話し始めるようになってから使用すると、喃語や発語量が減ってしまいます。長時間の使用は、言葉の育ちに悪影響がある可能性があります。
最大のデメリットは、依存してしまったときに卒業がとても大変なことです。おしゃぶりを寝る時に毎日使う子は、おしゃぶりがないと寝れなくなり、慣れるまで1週間以上かかることも。これらのデメリットを理解し、適切な使い方を心掛けることが大切です。
赤ちゃんのおしゃぶりについての先輩パパの体験談
おしゃぶりは、生後2か月から使用を始めました。主に使うタイミングは眠るときと、お腹が空いてミルクを作るまでの間。あとは、どこかへ出かけるときも、電車や病院で泣かれてしまうと困るので、必ず持って行っていました。
やがて子どもが大きくなり、1歳半になった頃。「いつおしゃぶりを卒業しようかな?」と、卒業を考え始めました。しかし、喋れるようになった子どもは、毎晩寝る時に「おしゃぶりくーだーさい」と自分から言うほど依存している様子。あげないと激しく泣き出すので、悩みながらも毎日使用していました。
2歳の誕生日。2歳で辞めたいなと強く思っていました。話もよく通じるようになったので、「○○ちゃんは2歳でお姉さんになったから、おしゃぶりはもうおしまいね。」と話すと、納得している様子。そのタイミングで、子どもと一緒にごみ箱に捨てました。(親的にも、思い出はありましたが、子どもが決断したのに親が未練あるのはずるいと思い、捨てました。)
すると、その日の夜からはおしゃぶりを要求してこなくなり、卒業することができました。
赤ちゃんのおしゃぶりはいつまで使っていいの?
おしゃぶりを使う期間
赤ちゃんのおしゃぶりを使う期間は、個人差がありますが、一般的には1歳を過ぎたあたりから徐々に減らしていくのが良いと言われています。おしゃぶりを使い続けると、歯や顎の発育に悪影響を与える可能性があるため、長期間の使用は避けるべきです。また、おしゃぶりが口の中に常にあることで、言葉の発達や食事の 調節にも影響を及ぼすことがあります。ですから、赤ちゃんが1歳を過ぎたら、おしゃぶりを徐々にやめることを検討しましょう。
おしゃぶりをやめるタイミング
おしゃぶりをやめるタイミングは、赤ちゃんによって異なりますが、大まかな目安としては、齧り始めることが増えたり、おしゃぶりを使わずに寝ることが出来るようになったりしたら、おしゃぶりをやめる時期と考えることができます。ただし、突然おしゃぶりを止めると赤ちゃんがストレスを感じることがあるため、徐々に習慣を変える方法を選ぶことが大切です。例えば、お昼寝時や夜寝る前のおしゃぶりだけ残して他の時間はやめるなど、段階的におしゃぶりの使用時間を減らしていくと良いでしょう。
まとめ
赤ちゃんのおしゃぶりは、可愛らしい姿を見ているとついつい長く使ってしまいがちですが、歯や顎の発育や言葉の発達に悪影響を与える可能性があるため、適切な期間での使用が重要です。一般的には1歳を過ぎたあたりからおしゃぶりを減らしていくことが推奨されています。赤ちゃんとの健やかな関係を築くためにも、おしゃぶりの使用方法や注意点について理解し、適切なタイミングでおしゃぶりをやめることを心掛けましょう。赤ちゃんの成長と発育におしゃぶりが健やかな影響を与えるよう、親子で協力して取り組んでいきましょう。
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